哲学
自分に欠乏という考えががしみつくと、いつも欠乏を経験するというのは、エックハルト・トール氏の思想です。彼の哲学は私にとっていつも耳が痛いです。私を含めて多くの人は、すでにある自分の人生の豊かさを認めず、欠乏ばかりが目につきます。しかし、す…
ダンボール3箱分の書籍を古書店に引き取ってもらいました。事前に予約して、段ボールをもらい、宅配業者が取りに来る簡便な方法でした。買取り料金が少額なのは承知していたので、慈善団体に寄付という方式をとりました。 事前に箱図詰めするために積み上が…
賛否両論あるインドの神秘主義者のオショー・ラジニーシの『あなたの魂を照らす60の物語』(大和書房、2019年)に示唆に富んだ物語がありました。 ある若い女性がオショーに尋ねます。「野心の根本的な原因はなんでしょうか?」 オショーは答えます。「劣等…
最近、みやぞんさんのYouTubeチャネルに共感したので、みやぞん『いろいろやりましたが、全力だすと壊れます。」(双葉社、2024年)も読んでみました。そこで軽いものは浮いて、重いものは沈むという話が出てきました。これからの働き方や生き方についての文…
養老孟司『人生の壁』(新潮新書、2024年)を拝読いたしました。人は人生において壁に何度かぶつかるものです。大きな壁、小さな壁など様々でしょうが、大きな壁は自分の強くしてくれるチャンスともいえます。 人生においてその経験が生きるということもある…
私はテレビを視ないのであまり知りませんでしたが、みやぞんさんという芸人はすごい人のようですね。どんな時でも前向きな言葉を発して現実を変える。言葉が世界を変えることを心の奥底から理解しているのだと思います。 こちらの動画を拝見すると子ども時代…
田坂広志『すべては導かれている』(小学館、2017年)という本に接しました。田坂氏のお名前のみ存じ上げていましたが、どのような方なのかの詳細は知りませんでした。そして、多摩大学大学院でビジネスを教えている人という程度の情報しか持ち合わせていま…
受験シーズンも終盤になり、多くの子どもたちが結果に一喜一憂していることでしょう。受験では圧倒的な知識量が試され、事前に徹底的に訓練を積んで挑む必要があります。そして、その受験を突破することで、その先に幸せが待っていると信じているのではない…
仕事や勉強が手につかないことはありますね。私が今一番困っていることは、自動思考が止まらないことです。自分の過去を悔いたり、思い返すということはあまりありませんが、将来の展開を考え、不安や恐怖で堂々めぐりすることがあります。このループから抜…
宗教における論争は果てしなく続いてきましたが、たしかに量子力学の観点から再考すると、一神教と多神教の間の論争など意味がないかもしれませんね。一つでもあり複数でもあり、どちらのあり方も同時にありうると考えれば、どちらでもよいとなります。 量子…
バリバリの営業マンだった元同僚が時間貸しのリゾート施設事業を始めました。しかも、利用者が少ない平日は、地域に開放し子ども食堂にするとのこと。これも一つの女性性(femininity)の時代の現われではないかと思いました(女性性については以下のメディ…
私の場合、本ブログ以外にアメーバーブログで「見えない世界を知る」という右脳を使って記述するように心がけているブログがあります。ただ、いつまで経っても右脳が開花しませんが、、、。また、Facebook、LinkedIn、XなどのSNSも使って情報発信しています…
「ブラジルで一匹の蝶が羽ばたくと、テキサスで竜巻が起こる」というのは、バタフライ効果といわれます。アメリカのエドワード・ローレンツという数学者で気象学者がいった言葉ですが、数学的な説明は難解なので省略いたします。 それを簡単に説明すると、方…
ランキング参加中読書 長崎に原爆が投下された当時、秋月辰一郎医師は、長崎の浦上第一病院の医長でした。秋月医師は、自らも被ばくしながら、多くの人の治療に当たりました。特に有名な逸話は、自然塩を多く使った玄米おにぎりや、塩辛い味噌汁を摂ったこと…
人間はいつか死ぬのに、多くの野心的な行動をとり、意欲的な意思決定をする。非常に不思議である。身近な例であれば、会社に入り出世したいと考える。最終ゴールが代表取締役だとして、その先に何があるだろうか。あるいは、学問の世界では教授になり、より…
LGBTとは、レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)、そしてトランスジェンダー(Transgender)のことになる。LGBTを受け入れることは寛容であるとか差別主義者ではないということで、進歩的な思想の持主と評価されそうである。そ…
輪廻転生や生まれ変わりの科学を信じている人にとっては、このテーマを克服できたら、もうこの世に生まれ変わる必要がないというほどの重要なテーマかもしれない。それは「恐怖」や「不安」から自由になるということ。 自分の目の前で起きる現象に対して「怒…
少し自分の中で変化が起きている気がする。自分の外側の現象に振り回されるだけの人間になりたいのか、それとも自分の内面に奥深く入っていき本当の自分とつながる人間になりたいのか。この問いに対して、少しずつ自分の内面にある感情、直感、意識などに重…
最近、自分の考えや思考が頻繁に書換えられる。情報の洪水にさらされ、日々新しい考えがわいてくる。良い悪いの判断はするつもりがないが、気をつけなければならないと思った。 何に気をつけなければならないのか。それは相対性という概念である。善と悪、正…
休日に近所のスーパーにある本屋に行った。どうも「氣」が悪かった。マスクをしていても呼吸が苦しいし、体の中が違和感でいっぱいだった。時折マスクを外さないと、居ても立ってもいられない不快感があった。10分もいられず、その場を立ち去ろうとしたとき…
多くの人がマスメディアによって煽られ、感染症の恐怖および死の恐怖から逃れられなくなっている。自分の死に対して恐怖を感じ、身近な人の死に対して悲しみを感じるのは自然である。しかし、感染症というたった一つの病気にどうして人々を恐怖に陥れるよう…
スーパーにある消毒液で念入りに手の消毒をしている高齢者がいた。手指の爪の間まで液体が届くように消毒している。また、屋外で人がすれ違うときも、極度に警戒して恐怖におののいているのも高齢者が多いように思われる。人は年齢を重ねれば死生観が確立し…
新型コロナウイルスに感染し、周りに迷惑をかけたということで自殺した女性がでた。結局、この感染症を特別扱いしすぎた結果の副次的被害ではないだろうか。なぜ、このウイルスを日本で特別視し続けなければならないのであろう。死者数が飛びぬけて多いとい…
とくに若い方は、いろいろ将来のことを悩んでいることであろう。これだけ先行きが不透明であれば、だれでも心配になる。そんなとき、悩んでも仕方がないので流れに身を任せるという選択肢もあることを思い出したい。 これから、どのような職業に就いて、どの…
髙島清『バラータ』(郁朋社、1999年)によると、ルーマニア大統領チャウシェスクの時代、「ルーマニア人のような優秀な民族は、数が多くなくてはならない」というのが大統領の口癖であったという。人口を増やすことについては、チャウシェスクの妻、副大統…
一銭にもならない教養が政治的な態度決定に役立つことがある。たとえば、自分はリベラリストであるとはっきり言える人は、おそらく、寛容で人に優しく、奉仕の精神があるであろう。しかし、このような人的な特性だけでリベラリストであり続けるのは難しい。…