2024-01-01から1年間の記事一覧
最近、ニール・ドナルド・ウォルシュ『神との対話②』(サンマーク出版、1998年)が本棚にあることに気がつきペラペラとページをめっくてみました。カナダのトロントにいる時に英語版を読み日本語版を入手したのか、日本語版を読んで英語版を持っているのか記…
カフェの倒産が増えているというニュースに接しました。コーヒー1杯で長居をされるからのようです。420円のコーヒー1杯で4時間過ごす人がいるとのこと。たしかに、ノートパソコンを広げてカタカタやっている人も見かけるし、勉強している人もいますね。いろ…
自分の専門分野の共著と論文が同じタイミングで発表になりました。執筆している期間は異なりますが、編集の過程でこういことも起こるのですね。 共著は『Q&AでわかるD&O保険の企業対応』(中央経済社、2024年)です。 Q&AでわかるD&O保険の企業対応 | 山越 …
森永卓郎『投資依存症』(フォレスト出版、2024年)で再確認できたことに、資本主義は、しょせん強者が弱者から収奪して利益を出しているように見えるという点です。経済アナリストの藤原直哉氏も「詐欺の寸止め」という表現をしていました。詐欺になると刑…
森永卓郎『投資依存症』(フォレスト出版、2024年)を拝読しました。投資で資産を増やせると思っている人にとっては耳が痛い内容です。ポイントは、バブルが崩壊し、資本主義が終わるので、長期分散投資もこれからは意味がないということのようです。もちろ…
先日、外資系企業の役員をされた経歴のある知人にお会いし、そのお父様が執筆された書籍を恵贈いただきました。得平文雄『外資系で成功する人しない人』(中経出版、1998年)という本で、損保業界では著名な方でした。 本の巻頭には、日本マクドナルドの社長…
清水晶子ほか『ポリティカル・コレクトネスからどこへ』(有斐閣、2022年)を読んでみましたが、結局、ポリティカル・コレクトネス(以下「ポリコレ」)やキャンセル・カルチャーについてほとんど理解できませんでした。この分野を研究している人たちは、答…
バブルが崩壊し、資本主義が終焉を迎えた先に何があるのでしょうか。そもそもそうなるかも確かではありませんが、そちらの方向に向かうと考えてもいいように思います。そして、資本主義ではない世界を想像するのは難しいですが、私たちの生活がある日突然な…
2025年の共著に関する出版企画を掲載いたしました。先月、1冊目も無事に発売完了し、これから2冊目です。リンクをご参照ください。 『なぜ社会人大学院で学ぶのかⅡ』2025年出版企画 CAMPFIREコミュニティ 自分の中に強い達成感や使命感はありません。やり始…
これからは右脳の時代ということを理解できる記述に出くわしました。最近、行き詰まり感のあった自分にとっては、一つの道筋を示すくらいに腑に落ちる内容でした。 まず右脳を使うとはどういうことでしょうか。古代の人間を想像するに、森の中あるいはジャン…
以前、水村美苗『日本語が亡びるとき』(筑摩書房、2008年)を読んだことをお伝えしました。ビジネスの世界に身を置く立場として、読みやすいと感じる内容ではありませんでしたが、著者の危機意識は強く伝わってきました。 小説家の書いた日本語論からの気づ…
日本の大学なのに英語で卒業できる大学が増えているようですね。わざわざ日本の高等教育を受けるために海外から来日して英語で日本のことを学ぶ留学生がいるのでしょうか。多様性を維持して日本人学生のための環境作りでしょうか。 長い歴史をかけて日本語で…
水村美苗『日本語が亡びるとき』(筑摩書房、2008年)を読み終えました。春休み頃からページをめくっていたので、4カ月以上かかったことになります。小説家による日本語論ですが、ご自身の物語も含めて語られているので、はやく「結論は?」と問いたくなる内…
共著『なぜ社会人大学院で学ぶのかⅠ』(アメージング出版、2024年)の発売記念として座談会が開催されました。 社会人が大学院に行く意義と魅力をお伝えします!『なぜ社会人大学院で学ぶのかⅠ』発刊記念著者座談会、開催しました! - YouTube 企画会議から…
「ブラジルで一匹の蝶が羽ばたくと、テキサスで竜巻が起こる」というのは、バタフライ効果といわれます。アメリカのエドワード・ローレンツという数学者で気象学者がいった言葉ですが、数学的な説明は難解なので省略いたします。 それを簡単に説明すると、方…
自治会の副会長を期中で辞任しました。以下の資料が握りつぶされたので、これ以上かかわる必要はないと判断しました。私は平成になってから社会人になっており、もちろん自治会の重鎮は昭和に活躍された方々です。それはそれは深い溝です。会議中には説教さ…
最近、酒井敏氏の考えに共感しています。酒井氏の『京大的アホがなぜ必要か』(集英社新書、2019年)によれば、学術の世界でもビジネスの世界でも「選択と集中」は誤りではないかといいます。カオス理論によるとこの世の中の事象は予測不可能で、どんなにコ…
この写真の方は、長崎県の高島炭鉱の労働組合書記長です。1986年に閉山しておりますが、最後の書記長ということです。彼は残務整理を終え、北海道の仲間と会った後、雲仙にて自らの命を絶ちました。彼にとっては仕事が全人生だったのでしょう。 実はこの写真…
めずらしく、学士課程と修士課程で在籍していた大学の校友会に参加してみました。実は、自分が20代の頃に一度だけ参加し、その参加者の年齢層の高さに圧倒され、その後参加することはありませんでした。 しかし、55歳になったいま、さすがにそのような違和感…
榊󠄀素寛「企画の趣旨、保険法研究者のキャリア・パス、そして保険法研究の概要」損害保険研究86巻1号に接しました。博士課程時代の指導教授ですが、興味深い視点で若い学生を保険法研究者に誘う内容になっていました。 そもそも保険法研究者とはどんな人でし…
先月から約1ヶ月継続した共著の「予約注文支援プログラム」の結果がわかりました。200部を目標にしていましたが、約140部しか注文が入りませんでした。当初は10名の共著者がいるのだから、1人で20部注文を獲得することで達成できると目論んでいました。しか…
現在執筆中の論文は何度も行き詰まっています。自分の得意なテーマではないのに、自分の仕事に関連づけようと無理に選んだ課題になるからです。そして参考にするため、すでに論文や文献を100本は読んだことでしょう。それでも半分しか書けていません。 論文…
生態系という秩序は生物や環境条件が複雑に組み合わさることで、結果的に全体として辻褄が合うようになっています。みんな勝手に振る舞い、好き勝手にやっているけれど、どこかで帳尻があって安定しているということです。サステイナブルとかいって、持続可…
私は、SDGsと適宜付き合っていけばいいというスタンスです。なぜなら生真面目に17の目標を理解し、すべて達成しようとすると矛盾が生じるからです。静岡県立大学・副学長の酒井敏『カオスなSDGs』(集英社新書、2023年)を読めば納得できます。副題は「グル…
ブログ名を「スペシャリストのすすめ」から「職人的生き方の時代」に変更しました。「スペシャリスト」というのはビジネスの世界でよく使いますが、日本語ではないので「職人」と言い換えたということです。 また、「すすめ」は福沢諭吉の『学問のすすめ』と…
リンクは、現在予約注文中の『なぜ社会人大学院で学ぶのかⅠ』(アメージング出版、2024年)の紹介動画になります。事前にストーリーを決めていてもうまく話すのは難しいものですね。アナウンサーとか芸人の方を尊敬します。しかも労働法が専門ではないし、、…
リンクのとおり共著『なぜ社会人大学院で学ぶのかⅠ』の予約注文が開始されました。予約注文が200件に達すると電子書籍ではなく単行本として出版されるということで、「予約注文支援プログラム」といたしました。今考えると「予約注文サポート制度」の方がよ…
一つの会社に所属し、人事異動でいろいろな仕事を経験してゼネラリストとして生きる日本人というのは、昭和の時代は当たり前でした。ゼネラリストであれば他者との差別化も難しく、長時間労働でもするかということになったのでしょう。よって、長時間労働の…
小島敏郎「小池百合子元側近の爆弾告発」と北原百代「カイロで共に暮らした友への手紙」文藝春秋102巻5号を拝読いたしました。本当は福島雅典「コロナワクチン後遺症読者の疑問に答える」を読もうと思って買ったのですが、その前に掲載されている記事の方に…
先日長崎を訪ね、幸いにも軍艦島に上陸することができました。波が荒いといきは船が島に接岸できないということでしたが、私たち家族が乗った船はうまく接岸し上陸することができました。プロのガイドの方は、大学院で建築学を学ばれた方だったので、炭鉱の…