職人的生き方の時代

自分だけの生態学的ニッチで生きる

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

博士号の取得者より優秀な学士助手

ランキング参加中高等教育 最近、東京大学のある教授が、博士号を取得していないのに大学教授というポストにつき、SNS上で、博士号を持っている他の在野の研究者を貶めているということで、博士号について議論が沸いているようです。 私は、保険契約法の分野…

社会人大学院生が増えるために

ランキング参加中高等教育 向後千春「社会人の学び直し - オンライン教育の実態と課題」日本労働研究雑誌721号(2020年)を読む機会がありました。本論文によると、大学院における社会人の数は2000年から2008年まで増加しましたが、それ以降は増加していな…

言い訳に便利な "Nobody is perfect ! "

ランキング参加中読書 先日、一般書と専門書を出版し、三人の子どもたちにもそれぞれ献本しました。そして、意外にも一般書を読んでくれた大学1年生の長男が誤植をみつけてくれました。誤植というよりも、そもそも私自身の原稿が誤っていたものです。 本の…

自分の外側に対する怒りから内省へ

ランキング参加中読書 長崎に原爆が投下された当時、秋月辰一郎医師は、長崎の浦上第一病院の医長でした。秋月医師は、自らも被ばくしながら、多くの人の治療に当たりました。特に有名な逸話は、自然塩を多く使った玄米おにぎりや、塩辛い味噌汁を摂ったこと…

「谷町」としてのクラウドファンディング

今回、クラウドファンディングを初めて試み、いろいろな学びがあったのでまとめてみます。 1.究極的な直接金融 まず、クラウドファンディングは「究極の直接金融」であり、大きく分けて、寄付型、購入型、投資型という分類があります(三菱UFJ信託銀行「ク…

書評: 國部克彦=後藤玲子編著『責任という倫理』

ランキング参加中読書 6名の専門家による國部克彦=後藤玲子『責任という倫理』(ミネルヴァ書房、2023年)を恵贈いただき、読了したので、書評です。 責任という概念について、経営学、会計学、経済学、法学、哲学など各分野の専門家による分担執筆です。内…