スペシャリストのすすめ

自分だけの生態学的ニッチで生きる

日本語

共著の校正ほど難しいものはない

ランキング参加中読書 現在、今年の夏頃に出版する共著の校正をしています。すべての執筆者には執筆要領を事前にお渡ししていますが、そのとおり書いてくれる人は少ないものだと理解しました。読んでくれてはいても、書きだすと自分の世界に入っていくものな…

作文の技術: 日本語というのは論理的だった

ランキング参加中読書 本や論文の執筆するようになってから、もっと若い頃に読んでおけばよかったと思った本があります。それが、本多勝一『新装版 日本語の作文技術』(講談社、2005年)です。文庫本も出ているので多くの方が参照されているのだと思います…

校正の落とし穴から学ぶ: 出版ビジネスの厳しさ

ランキング参加中読書 昨年出版した『学び直しで「リモート博士」』(アメージング出版、2023年)で、また過ちをみつけました。参照した文献の著者名の漢字と書名が微妙に間違っていました。誰も気がつかない誤りだと思いますが、さすがに著者ご本人は気づく…

言い訳に便利な "Nobody is perfect ! "

ランキング参加中読書 先日、一般書と専門書を出版し、三人の子どもたちにもそれぞれ献本しました。そして、意外にも一般書を読んでくれた大学1年生の長男が誤植をみつけてくれました。誤植というよりも、そもそも私自身の原稿が誤っていたものです。 本の…

文語の消滅にみる日本語の消滅の可能性

文語を学びたいと思い、過去にいろいろ挑戦しましたが、うまくいった試しがありません。英語は仕事に必要なので学びました。フランス語も妻の家族との対話で必要なので、今でも学び続けています。どちらも必要に迫られているので、努力が持続しているのでし…

本の出版から恥をかき学ぶ

二冊目の単著の専門書となる『先端的賠償責任保険-ファイナンシャル・ラインの機能と役割』(保険毎日新聞社、2022年)を上梓した。正直、一冊目の時より情熱が薄らいでいたかもしれない。そうなるのが当たり前だろうか。そして先日、自分の著書のページを…

裁判官の文章は悪文のチャンピオン

岩淵悦太郎氏によると悪文のチャンピオンは、頭脳明晰であふれんばかりの教養の持ち主であるはずの裁判官の判決文だそうだ。たしかに、学生時代、判決文を読んでいると理解に苦労することが多かった。とにかくストーリーを追いかけるのが非常に難しい。理解…