スペシャリストのすすめ

自分だけの生態学的ニッチで生きる

経営

リクルートはやはり凄かった: 内発的動機とは

ランキング参加中社会 株式会社リクルートの創業期のメンバーに大沢武志さんという方がいます。私も存じ上げなかったのですが、労政時報4061号(2023年)の特集「人的資本の可視化・情報開示への対応」の記事の中にリクルートの事例が出ており、大沢さんの言…

社外取締役というバブル

社会人教授の次は、もっと大きなバブルが生じていると思われる、社外取締役という仕事について考えてみたいと思います。これも自分にとって身近なテーマですが、社外取締役の仕事は、業務執行役員、すなわち経営陣に対する監督が重要なものとなります。決し…

日本も避けて通れないダイバーシティ

ダイバーシティと企業の業績に相関関係があるのかどうか興味深いところである。アメリカのあるコンサルティング会社の分析によると経営者の性別のダイバーシティが進んでいる上位25%の企業と、ダイバーシティが進んでいない下位25%の企業を比較すると、上…

組織に異質な人材を抱え込む大切さ

アリ社会は、自らの組織を長期的に存続させるために、非常に多様な人材(アリ)で構成された集団を形成していることがわかっている。長谷川英祐『働かないアリに意義がある』(中経の文庫、2016年)によると、アリ社会では、よく働くアリは3割程度で、残りの…

「ダイバーシティ」の本当の価値はリスク管理

組織のダイバーシティを促進すると、製品開発やマーケティングなどによい影響を与え、企業のパフォーマンスが向上するという説や実証研究は多い。ダイバーシティを推進している企業の業績が良いのか、業績の良い企業がダイバーシティを推進しているのかは定…

企業に対するアカデミック・アドバイザー

ありがたいことに、自著の『先端的D&O保険』(保険毎日新聞社、2019年)で、2020年の日本保険学会賞(著書の部)をいただいた。日本保険学会というのは250名弱の研究者と500名強のその他大学関係者以外の人が会員になっており、社会科学系でもかなり古い伝統…