職人的生き方の時代

自分だけの生態学的ニッチで生きる

「女性性(femininity)」の時代の到来か?

これから「女性性(femininity)」の時代であるということを聞いたことがあるでしょうか。女性が活躍する時代という意味ではなく、今まで「男性性(masculinity)」が優位であった時代から、女性性の時代に移り変わるという意味です。 今までの男性性が優位…

40歳でメンバーシップ型から職人型へシフトする

スタンフォード大学の経済学者エドワード・ラジアーによる「ラジアーの法則」は、日本の大企業の賃金カーブをうまく説明しています。しかし、元々は定年制が違法ではなかった1979年当時のアメリカ企業の賃金カーブを説明する理論でした。シカゴ大学のリポジ…

オリックス株式会社に再々入社いたしました

今月からオリックス株式会社に復帰いたしました。3度目の入社です。このような得難い経験をさせてもらったことに感謝しかありません。月並みな感謝ではなく、言葉では表現できないほど「巨大な感謝」です。 とても大切なことなので、この1年の経緯をお伝え…

職人型人事制度を阻む2つの要因

職人型社員あるいは自営型社員が増えない理由が2つあるのではないかと思っています。 1つ目は、労働基準法です。32条2項に1日8時間以内で1週間40時間以内という縛りがあり、それを超えて労働させてはならないとなっています。これは労働者を守るための法律で…

「職人型社員」はミドル・シニアにとってお得だった

太田肇『離職ゼロ。「自営型社員」が会社を変える!』(東洋経済新報社、2025年)を読了いたしました。偶然、書店で見つけて手に取った本ですが、自営型社員(わたしは職人型社員と呼びます)は、まさしく自分が30代前半から取り組んできた働き方でした。 わ…

なぜ生成AIの文章はハートに響かない

「生成AIが作成した文章は、わたしのハートに響かないのですが、なぜでしょうか。」という、生成AIにとっては少し意地悪な質問をしてみました。最近、雑誌の記事などで、AIに仕事が奪われると煽られるので。 各生成AIの回答の要点は以下の通りです。 Gemini…

奇跡的な幸運の連続で今の自分がある

就職氷河期世代の非正規雇用者に対して自己責任論を主張する人には、いわゆる「勝ち組」といわれる人が多いのでしょう。しかし、そのような主張を続けていると、いずれ「勝ち組」も「負け組」になります。そもそも人生に勝ち負けなどありません。 もし貧困層…

リクルートとオリックスの仕事の違い

いつも感じていたことなのですが、オリックスに比べてリクルートのほうが人材を育てることに関して優位性があるのではないかと思っていました。すなわち、リクルートの人材のほうがオリックスの人材より優秀なのかと。その証拠にリクルートの人材のほうが起…

競争社会から降りるために社会人大学院へ

社会人大学院は、競争社会から降りるための「場」として機能すると思っています。競争に勝つために大学院に行くのではなく、自分だけのダントツの強みを確立して、他者と協働するために行くことになります。スローガンとしても「競争から協働へ」と語呂がよ…

グローバル人材を育てるには

グローバル人材を育てるには、1に「日本語」、2に「日本語」、3、4がなくて5に「英語」だと思います。 わが家は妻がフランス人なので、3人の子どもは日仏ハーフになります。インターナショナル・スクールにも通わず、地元の小、中、高です。その狙いは、や…

大学に即戦力になる人材を育成させてはいけない

以前から大学に即戦力になる人材育成を求める意見が多いようです。わたしは反対の立場です。本当に即戦力になる人材を求めて発言しているのであれば、社会で活躍できる「即戦力」のレベル感に大きな勘違いがあると思われます。 大学で即戦力と言われても、そ…

社会人大学院のコミュニティが復活

本コミュニティは、「働きながら社会人大学院で学ぶ研究会」の後継コミュニティになります。内容は日本国内にある社会人大学院をどのように活用していくか、メンバーで議論していくことを想定しています。 クラウドファンディング CAMPFIREコミュニティ ・仕…

エネルギーとしてお金を循環させる幸せ

お金に困らない人生であれば楽ですね。でも不安や恐怖がつきもので、どうしても将来を心配してしまいます。わたしの場合も現時点では子どもの教育費が気になり、自分の老後のことなど考えている余裕がありません。 一方で、今まで本当にお金に困ったことがな…

AIの時代だからこそ社会人大学院

AI時代において社会人大学院に行く意味があるのか、という問いに対して、わたしは、意味があると思うし、価値が高まると考えています。 大学までは「学ぶ」という姿勢でも問題ないのかもしれません。教授がまさしく教え授けてくれる限りは、それでも良いこと…

大学の偏差値は日本にしかない

前の2本の記事でわが国の私立大学が増えすぎた経緯などを書きました。今回もその続きです。 日本の高等教育をフランスのそれと比較すると、日本の私立大学依存がかなり特殊であることがわかります。フランスの大学が、一部のカトリック系の私立大学を除き、…

国の手抜きにより増えた私立大学

前回、財務省から出された私立大学削減案について書きましたが、今回もその続きです。 日本の大学制度はかなり特殊だと思われます。まず、アメリカでは、大学生のうち私立大学に在籍している割合は、おおむね30%程度です。一方、日本は約70%の学生が私立大…

私立大学削減案の効果は限定的

財務省が私立大学の規模の削減案を出しました。それに乗じてボーダーフリーの大学は税金の無駄なので潰せ、という乱暴な議論がみられます。一部の大学で、四則演算やbe動詞を教えており、大学でやるべきことではないといいます。そんな大学は潰れて当然とい…

議論に勝っても「負け」

この1ヶ月、時間にゆとりがあるために、YouTubeを視聴してしまうことが増えました。そこで出てくる動画に、議論やディベートをして、相手を論破する企画がいかに多いかということに気づかされました。 ゲームとして議論やディベートを楽しむレベルであればい…

10か月間の空白と気づき

諸事情があり記事の投稿がしばらくできませんでした。経緯の詳細はいずれ書籍にできればと思いますが、この10か月間で得たものは大きく、あの世に逝く前に経験した出来事は、わたしにとって貴重なものとなりました。 人生で起きることは、自分が生まれる前に…

タフティから学ぶ「流れに乗る」

ヴァジム・ゼランド『タフティ・ザ・プリーステス』(SBクリエイティブ、2023年)を拝読しました。難しいですが、本質が詰まった内容で多くの示唆をいただきました。自分の人生に活用できるかどうかは別ですが、、、 ちなみに、タフティとは書籍に登場する女…

予約注文にご協力いただければ助かります

『なぜ社会人大学院で学ぶのかⅡ』の予約販売が開始されたことは以前記事でお伝えしていますが、もう一度広報させてください。 amaz2adven.thebase.in オンデマンドではなく単行本として販売しますが、出版社によると赤字にならないように予約販売で受けた注…

豊かさの源泉は私たちのなかにある

自分に欠乏という考えががしみつくと、いつも欠乏を経験するというのは、エックハルト・トール氏の思想です。彼の哲学は私にとっていつも耳が痛いです。私を含めて多くの人は、すでにある自分の人生の豊かさを認めず、欠乏ばかりが目につきます。しかし、す…

新しい地球での働き方

これからの時代、仕事について重要なことは「情熱」だそうです。今まではストレスが常に伴うのが労働だったかもしれません。しかし、これからは情熱が原動力となる働き方になるということのようです。エックハルト・トール『ニュー・アース』(サンマーク出…

読書による思考では真実は見えない

ダンボール3箱分の書籍を古書店に引き取ってもらいました。事前に予約して、段ボールをもらい、宅配業者が取りに来る簡便な方法でした。買取り料金が少額なのは承知していたので、慈善団体に寄付という方式をとりました。 事前に箱図詰めするために積み上が…

野心の根本原因は不足感

賛否両論あるインドの神秘主義者のオショー・ラジニーシの『あなたの魂を照らす60の物語』(大和書房、2019年)に示唆に富んだ物語がありました。 ある若い女性がオショーに尋ねます。「野心の根本的な原因はなんでしょうか?」 オショーは答えます。「劣等…

『なぜ社会人大学院で学ぶのかⅡ』の予約販売開始

2作目の予約販売が開始されました。応援予約という位置づけで、6月20日までに注文いただいた方には、執筆者一同、お礼の気持ちを込めて「はしがき」にお名前を掲載させいただくことになります。次のリンクから予約いただければ幸いです。 amaz2adven.thebase…

軽いものは浮いて重いものは沈む

最近、みやぞんさんのYouTubeチャネルに共感したので、みやぞん『いろいろやりましたが、全力だすと壊れます。」(双葉社、2024年)も読んでみました。そこで軽いものは浮いて、重いものは沈むという話が出てきました。これからの働き方や生き方についての文…

「人生の壁」の設定者は自分かも

養老孟司『人生の壁』(新潮新書、2024年)を拝読いたしました。人は人生において壁に何度かぶつかるものです。大きな壁、小さな壁など様々でしょうが、大きな壁は自分の強くしてくれるチャンスともいえます。 人生においてその経験が生きるということもある…

みやぞんさんを尊敬せずにはいられない

私はテレビを視ないのであまり知りませんでしたが、みやぞんさんという芸人はすごい人のようですね。どんな時でも前向きな言葉を発して現実を変える。言葉が世界を変えることを心の奥底から理解しているのだと思います。 こちらの動画を拝見すると子ども時代…

大いなる何かに導かれる

田坂広志『すべては導かれている』(小学館、2017年)という本に接しました。田坂氏のお名前のみ存じ上げていましたが、どのような方なのかの詳細は知りませんでした。そして、多摩大学大学院でビジネスを教えている人という程度の情報しか持ち合わせていま…