職人的生き方の時代

自分だけの生態学的ニッチで生きる

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

輪廻転生の概念からの解放

25年前に J・L・ホイットン=J・フィッシャー『輪廻転生』(人文書院、1989年)を読み、世界観が大きく変わったことを覚えている。トロント大学の精神科主任教授とライターの共著で原題は、"Life Between Life"である。人生と人生の間という意味。今世と前世…

予防接種と自閉症に関する認識の違い

ある著名な憲法学者のA氏の「表現の自由」に関する論文を読んでいて、興味深いくだりに接した。フェイク・ニュースと表現の自由についての論文であるが、その憲法学者のA氏がフェイク・ニュースの一例として、予防接種と自閉症の関係について指摘し、それが…

共産主義=資本主義=全体主義

アメリカの教育システムに共産主義が浸透している事象をもとに、子どもたちを洗脳するのはやめてくれと教育委員会に主張する保護者の動画がある。当初、問題の本質が理解できなかったが、「共産化=全体主義」ということや、人をカテゴライズすることで対立…

縄文ルーツを持つアイヌの生き方

アイヌは縄文人の形質的な特徴をよく残し、縄文人の末裔であるともいわれている。そのため狩猟採集の暮らしをおくっていた近世のアイヌ社会は、縄文時代から大きく変わらなかったと考える説もあるそうである。 瀬川拓郎『アイヌ学入門』(講談社現代新書、20…

争うことのない縄文人の生き方

縄文時代のことを知ろうと思い、子どもに日本史の教科書をみせてもらったものの、重要な記述はみられなかった。学校の教科書というのはこういうものかと思った。しかし、以前購入していた河合敦『スーパービジュアル版 早わかり日本史』(日本実業出版、2005…

対立を誘発する洗脳から距離をおく

パンデミックのおかげで、光と影の世界がありそうだ、どうも国家をしのぐ力を持つ存在がありそうだ、自分たちの見せられている情報は中立ではなさそうだ、ということを感じはじめている人が増えているのではないだろうか。世の中の構造が何となくみえてきた…