職人的生き方の時代

自分だけの生態学的ニッチで生きる

国公立大学教員も参加するゆるいコミュニティ

昨年からスタートした、社会人大学院の研究会(コミュニティ)ですが、予想外にも地方国公立大学の教員の方も現時点で2名参加いただくことになりました。メンバーは、リンクの窓口以外からの参加者も含めて30名を超えています。当初、民間企業に勤務し、自分のキャリアを考えて社会人大学院を検討する人たちを想定していましたが、どうもそれだけではないようです。

働きながら社会人大学院で学ぶ研究会 CAMPFIREコミュニティ

これはやってみなければわからないことでしたが、実は教育を受ける側に限らず、提供する側にもかなりの課題を抱えて悩んでいる方がいるということになります。

私自身は、特に課題や悩みがあったわけではなく、とにかく人生の選択肢を増やすことで、各人が「自由」を手に入れることができればそれで良いと思ってはじめました。一方で、研究会に参加してくださった新しいメンバーの方々のバックグランドの多様性には、とても興味深く感じています。自分も視野が広がってくるし、知らない世界のことについて相談できる相手も増えたということで、すでに、コミュニティをつくって正解だったといえます。

2024年は、まず最初の共著を出版いたします。出版企画などの詳細は、最初に貼ってあるリンクの「アクティビティ」に掲載しています。仮題『社会人大学院で学ぶ1 - 研究の扉としての修士課程』とでもしておきましょう。そして、2025年には第2弾、2026年には第3弾、ということで展開していきます。一冊目の編著者は自分でやりますが、それ以降は別の方に担っていただき、バトンリレーのように継続していこうと思います。

無理に組織化することはしません。できる人がやる、というくらいの、ゆるくて軽いコミュニティです。組織化すると主導権争いや、派閥争いが生じたりして腐敗することもあること。また、いつでも中止や保留にできる体制にしておく方が、参加者も気楽に貢献できるということで、軽やかなコミュニティにします。

これからの時代は、ゆるやかな横につながるコミュニティというのが各人の個性が活きて良いと思います。もちろん、組織化されたコミュニティも良いと思いますが、企業でも大学でも、どうも時代の変化に対応できていところが多いことをみると、どうも時代が変わっているように感じます。せっかく、世間で追い風が吹いても、それに乗ることができない。コロナ禍でさえ、追い風にできたのに、逆風となって、後退してしまったところが多い。そう考えると、明らかに時代は変わりました。風のように軽やかに生きていく方が、成功が向こうからやって来るような時代の流れになっていると思います。