職人的生き方の時代

自分だけの生態学的ニッチで生きる

バリバリの元営業マンがみせた「女性性」

バリバリの営業マンだった元同僚が時間貸しのリゾート施設事業を始めました。しかも、利用者が少ない平日は、地域に開放し子ども食堂にするとのこと。これも一つの女性性(femininity)の時代の現われではないかと思いました(女性性については以下のメディアに簡潔にまとめる機会をいただきました)。

www.ceetree-media.net

元同僚だった友澤敏朗さんはどこから見ても生粋の営業マンで、数字のことしか考えていないようにみえる人でした。でも彼の中には、世の中の貧困を解消できればという思いがあったのですね。

リンクの記事のとおり、「「子ども食堂に行くのに抵抗を感じる子もいる。リゾートに遊びに行って、ご飯を食べてきた、と気軽に利用してもらえればいい」と地域の子どもの”城”になることを夢みている。」ということです。

mebuku.city

ピラミッド組織の中で目標数字を与えられ、その達成のためにはあらゆる手を打つ。自分のネットワークや他者のパワーも借りながら力強く数字をやり切る。これはまさしく男性性(masculinity)のなせる技でしょう。

そんな彼の中にも女性性があったわけです。女性性には、感性や優しさ、寛容さ、直観、柔軟性がありますが、一緒にいるときはそのような雰囲気は感じませんでした。

でもここに希望があります。なぜなら私の身の回りにいる圧倒的に男性性優位にみえる人の中にも、女性性を秘めた人がいるだろうということがいえるからです。

時代が変わっていることを直接感じることができないという人もいるかもしれませんが、私たちの内面では大きな変化が起きているのではないでしょうか。お金儲けや出世、社会的地位、名誉など、必死で追い求めていたものの中に幸せはないのではないかと思うのかもしれませんね。

【本記事は「見えない世界を知る」にも投稿したものです】