2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧
清水晶子ほか『ポリティカル・コレクトネスからどこへ』(有斐閣、2022年)を読んでみましたが、結局、ポリティカル・コレクトネス(以下「ポリコレ」)やキャンセル・カルチャーについてほとんど理解できませんでした。この分野を研究している人たちは、答…
バブルが崩壊し、資本主義が終焉を迎えた先に何があるのでしょうか。そもそもそうなるかも確かではありませんが、そちらの方向に向かうと考えてもいいように思います。そして、資本主義ではない世界を想像するのは難しいですが、私たちの生活がある日突然な…
2025年の共著に関する出版企画を掲載いたしました。先月、1冊目も無事に発売完了し、これから2冊目です。リンクをご参照ください。 『なぜ社会人大学院で学ぶのかⅡ』2025年出版企画 CAMPFIREコミュニティ 自分の中に強い達成感や使命感はありません。やり始…
これからは右脳の時代ということを理解できる記述に出くわしました。最近、行き詰まり感のあった自分にとっては、一つの道筋を示すくらいに腑に落ちる内容でした。 まず右脳を使うとはどういうことでしょうか。古代の人間を想像するに、森の中あるいはジャン…
以前、水村美苗『日本語が亡びるとき』(筑摩書房、2008年)を読んだことをお伝えしました。ビジネスの世界に身を置く立場として、読みやすいと感じる内容ではありませんでしたが、著者の危機意識は強く伝わってきました。 小説家の書いた日本語論からの気づ…
日本の大学なのに英語で卒業できる大学が増えているようですね。わざわざ日本の高等教育を受けるために海外から来日して英語で日本のことを学ぶ留学生がいるのでしょうか。多様性を維持して日本人学生のための環境作りでしょうか。 長い歴史をかけて日本語で…
水村美苗『日本語が亡びるとき』(筑摩書房、2008年)を読み終えました。春休み頃からページをめくっていたので、4カ月以上かかったことになります。小説家による日本語論ですが、ご自身の物語も含めて語られているので、はやく「結論は?」と問いたくなる内…