職人的生き方の時代

自分だけの生態学的ニッチで生きる

「だ・である調」から「ですます調」へ

はてなブログからのメール案内で、ブログを「開設して2年が経ちました」と連絡がありました。ちょうど、文体を「ですます調」に変更しようか考えていたので、このタイミングで変えることにしました。このようなシンクロニシティ、いわゆる共時性に従うことを私はよくやります。

「だ・である調」を常体、「ですます調」を敬体というそうです。当初、ですます調を使わなかったのは、書きなれていなかったためです。論文を書くことが多かった自分にとって、だ・である調の方が書きやすかったといえます。また、ですます調のほうが文字数が多くなるというのもあったかもしれません。簡潔にコンパクトに書きたかった。

一方、だ・である調の難点は、文章が断定的になったり、威圧的になったりすことかもしれません。また、論文のような文体なわけで、書きはじめるとにき、かなり確実な論拠やある程度の参考文献がないと書けないような気にさせられることがあると思います。その点、ですます調のほうがブログを書きはじめるハードルは低くなることでしょう。

私自身の博士論文も目途が立ち、その他の論文執筆も落ち着き、今書いている専門書も共著によるQ&A形式の予定なので、ですます調です。このタイミングで気持ちも切り替え、本ブログの文体を変えてみることにしました。

ちなみに、もう一つのブログ「見えない世界を知る」は、左脳過多な自分のバランスを取る意味でも、ですます調で書き続け、1年以上経過しました。

見えない世界を知る (ameblo.jp)

いってみれば右脳の世界あるいは精神世界と、左脳の世界あるいは理論の世界を行ったり来たりしながら、心地よいポジションを探すということをやっています。しかし、そんなに都合よく、最適なバランスを維持し続けるということはできません。毎日が悩みと、焦りと、迷いの連続です。

今後、大きく書く内容が変わるわけではありませんが、文体を変えることで何か変化が起きるのかもしれません。印象が変わる程度かもしれませんが。