職人的生き方の時代

自分だけの生態学的ニッチで生きる

共著と論文を発表でき編集部に頭が上がらない

自分の専門分野の共著と論文が同じタイミングで発表になりました。執筆している期間は異なりますが、編集の過程でこういことも起こるのですね。 

共著は『Q&AでわかるD&O保険の企業対応』(中央経済社、2024年)です。

Q&AでわかるD&O保険の企業対応 | 山越 誠司, 瀧山 康宏, 木村 健登, 中西 和幸, 合田 卓朗, 早坂 顕, 藤本 和也 |本 | 通販 | Amazon

論文は「役員報酬に起因する賠償請求とD&O保険」商事法務2369号(2024年)になります。
公益社団法人 商事法務研究会 | 旬刊 商事法務 No.2369(9月15日号) (shojihomu.or.jp)

どちらも難産でした。共著は、執筆者それぞれ仕事の合間に執筆活動をし、それぞれ個性のある原稿が出てきました。それをある一定の統一感を持ってまとめるのは難しかったです。編集部の方々も相当ご苦労されたのではないかと思います。1回目の企画会議から数えると2年以上経過していました。それほど厚い本ではないのですが。

論文の方も約2年かかっています。今までの論文の中で一番ハードルが高かったです。2年前に新しい部署に異動し、その部門が関連するテーマで執筆しょうと思い書き始めたのですが、想定以上に複雑なテーマで何度も筆が止まりました。そして、当該分野の専門化と意見交換の機会をいただき、そこでやっと全体像がクリアになり書き上げたという経緯になります。

いずれにしても、共著も論文も編集部の支援がなければ発表までたどり着けませんでした。書籍や論文の公表の陰には、職人芸を持ち合わせた編集部の方々がいるのを忘れてはいけないと思います。とにかく、自分の気づかない内容の誤りや表記ゆれを発見してくれます。自分の目とは違う視点で検証してくれる編集部の皆さんには頭が上がりません。