社会人の学び直しで大学院を探す時に、意外な視点や切り口を使うと、自分に合いそうな先がみつかるかもしれません。
まずは、地理的な意外性からは以下の大学院がありました。
札幌の大学ではないのに札幌で学べる
東京の大学ではないのに東京で学べる
・長崎大学大学院(公衆衛生学、熱帯医学等)
・北陸先端科学技術大学院大学(技術経営学、情報科学等)
大阪の大学ではないのに大阪で学べる
大学設置基準をクリアするとか、教員の移動の問題もあるでしょうが、選択肢が増えることはいいことだと思います。
次は、通学不要の通信制の大学院です。探せばもっとあると思います。博士課程はさらに増えてもいいと思うのは、自分の体験からも自信をもっていえます。でも文部科学省がなかなか認可しないのでしょうね。
最後に自分の研究分野を絞り込めば、どこの大学院のどの指導教員がよいのか、自動的にわかることになる典型的な例が以下です。東京大学や京都大学といえども現場から距離があるために、研究が困難な分野だと思います。
・雪氷や凍土の研究であれば北見工業大学
・砂漠の緑化や乾燥地の研究であれば鳥取大学
・ロシア政治やスラブ言語の研究であれば北海道大学
人それぞれ学び直しの動機は異なるので、社会人の大学院探しは難しいと思いますが、以上のような切り口で探すと、自分のテーマに合致する指導教員が見つかることもあると思います。試しに様々な視点から検討してみるとよいでしょう。