職人的生き方の時代

自分だけの生態学的ニッチで生きる

AI時代、豊かさをGDPで測り続けてよいのか

妻は日仏文化交流ができる事業に取り組んでいます。今春、わたしは体調不良から回復した後、Wixというホームページ作成ツールでAIを使い、リンクのHPの作成をしました。

かかった費用は、ドメイン代の約2万円だけだと思います。これを業者に頼んでいれば、最低でも10万円はとられたでしょう。わたしたちにとっては安くできてよかったです。

でも冷静に考えると、日本経済は10万円の売上を失っています。日本人がみんなAIを使って、自分で物事を完結できるようになれば、日本の売上が下がり、日本のGDPも下がることになります。

そこで、仮説としてAIの普及により経済が縮小し、資本主義というものが成り立たなくなるのではないのかということが言えないでしょうか。

たしかに、わたしは約8万円を節約できた。その分を本の出版・旅行・外食・投資など別の用途に使えば、その業界の売上になります。つまり、GDP全体では「どこにお金が流れるか」が変わるだけという見方もできます。

ところがAIは、翻訳・デザイン・プログラミング・ライティング・会計・法律文書・ホームページ制作など、あらゆる知的サービスを少人数・低コストで提供できるようにします。つまり、産業革命のときのように、今回は新しい産業も生まれないかもしれないので既存の付加価値そのものを圧縮する可能性があります。

一方、わたし自身の満足度は下がっていません。むしろ、安くできた、思いどおりに修正できた、すぐ公開できたということで、満足度は向上しています。つまり、「GDPは下がっても、豊かさは下がらない」ということかもしれません。

何だか書いていて混乱してきますが、AIのせいでベーシックインカム等の選択肢も含めた次の世界を考えておく時期にきたのではないでしょうか。

ちなみに、HPはこれです。修正期間も入れて数日でできます。小規模事業者としては十分だと思います。

ロワールさくら