京急本線の上大岡駅で、むかしながら反転フラップ式の案内板を見つけました。実はこれ、デジタルでむかしのパタパタ回転する案内板を再現しているだけなのです。
https://www.youtube.com/watch?v=rwk7pekl-sw
この案内板を社内で立案して、稟議をあげた担当者の「遊び心」には感服いたします。冷静に考えれば単なる無駄で、売上に何も影響しないと上席者に切り捨てられるかもしれない案件です。
ほとんどの従業員がやるかどうか躊躇する企画でしょうが、ダメ元でやってみようという社風なのかもしれませんね。承認した上席者も立派だと思います。
このような企画は、やっている当人たちの「ワクワク感」が伝わってきます。仕事とは、厳しく苦しいだけではないということを示す典型ではないでしょうか。
よくよく見ると「久里浜工場」のような、いつ使うことがあるのかと思うような表示もあり、なかなか凝っています。
また、京急各駅の電車接近時のメロディーは、ご当地にちなんだ曲が採用されています。たとえば、小田和正さんの実家のある金沢文庫駅は、ご本人の曲の「MY HOME TOWN」、山口百恵さんの出身地の横須賀中央駅は「横須賀ストーリー」などです。
重要なことは、売上にも利益にもならないと切り捨てるのは早計だということです。このような粋な企画に対して好意的なファンは、京急沿線に住むかもしれません。あるいは、ひとつ株主になってみようか、と思う人も出てくるかもしれません。
利用していて楽しいとか、ホッとするとか、興奮するというのは大切な要素だと思います。これはあらゆる業種に通じる真理ではないでしょうか。従業員のワクワク感は、顧客に伝播すると思います。
