職人的生き方の時代

自分だけの生態学的ニッチで生きる

子どもへの予防接種は親の務めではない

病気に対する抵抗力が弱い乳幼児のために、予防接種法という法律に何種類かの予防接種を受けることが定められている。以前は接種することが義務であったが、1994年の法改正で努力義務とされた。

そこで、自分の3人の子どもたちの母子健康手帳を確認してみたところ、ポリオ、日本脳炎、BCGなど、見事に様々なワクチンの接種記録が残っていた。父親としてもっと丁寧に調べて慎重な判断をすべきだったのに、自分がなんとも無防備だったことを思い知らされる。ついでに、自分の母子健康手帳もみるとジフテリア破傷風、百日咳の三種混合ワクチンほか、いくつかのワクチンをしっかりと接種していた。

予防接種は、恐ろしい病気から子どもを守るということで、親として子どもに接種させるというのは当然のことのように思う。しかし、これらのワクチンの中に水銀等の有害物質が含まれている知ったら、誰でもためらうであろう。たとえ近年、有害物質の問題は改善されているとはいうものの。思わず、夕食時に「ごめんな」と子どもたちには謝罪してしまった。「お父さんはアホだった」と。

実際、アメリカ留学のために5本のワクチンを接種した長男は、その3か月後に慢性疲労症候群になり、体が動かないため3か月も学校を休んでしまった。「留学が決まって良かったね」で終わり、その後の手続きに無頓着であったことは父親として愚かだった。3人の子どもが乳幼児のときにワクチンを打たせ、長男にはアメリカ留学でワクチンを打たせ、2回もだまされた気持ちである。もうこれ以上は、というのが正直な思いだ。

大森隆史『「重金属」体内汚染の真実』(東洋経済新報社、2010年)でも指摘されているように、ワクチンを製造する製薬会社では雑菌が混入して増殖するのを防ぐために、チメロサールという防腐剤を使用している。チメロサール有機水銀化合物で、エチル水銀から作られる薬品ということ。このような物質を子どもの体内に入れているということである。その他いろいろな科学物質が成分として含まれているわけであるが、今なら、人間の浅知恵で完璧なワクチンなど製造できるわけがないと思える。

また、有害物質は食品や水道水、空気など、あらゆるものから体内に取り込まれている。水道管に使われている鉛が溶け出し、水道水に含まれていたり、汚染された土壌で栽培された作物にカドミウムが含まれていたりする。足し算していけば、当然体調が悪くなることもあり得るであろう。

いったん体に入ったものは自然に排泄されいくが、その量が半分になるまでの期間を半減期といい、メチル水銀で約70日、鉛は数年から10年、カドミウムになると数十年もかかるという。しかもその期間に半減するというだけで、継続的に有害物質を取り込んでいれば、常に有害物質は蓄積されていき、いずれ病気のリスクは高まるばかりである。

このような状況で、私たちにできることの一つにデトックスがある。前出の大森氏によると、カルシウムや鉄にはカドミウムの吸収を抑え、その毒性を弱める働きがあるという。また、セレン(セレニウム)には、水銀と結合することによって無害化する働きがあると指摘する。また、食事についても、ネギ、玉ねぎ、ニラ、ニンニク、ゴボウ、味噌、しょう油などデトックス食材をとることが推奨される。誰でもできる簡便な方法であろう。

たとえば、普段から同じ生活をしていても、アトピーになる人、花粉症になる人など違いがある。おそらく、症状の出ない人はうまく処理できているのである。幸い私はどちらも症状はない。そして、私たちができることは限られているかもしれないが、まず、①できるだけ有害物質を体内に入れないこと、②入ってしまった有害物質は排出することである。

①の典型はワクチンを接種しないというのが一つの簡単な方法である。これがコロナ・ワクチンのせいで今は困難になっている人が多い。そして、②のデトックスには朝抜き断食などで、有害物質を排出する時間を確保するということがある。①②の両方ともそれなりに有用なことだと思うが、デマや誤謬ということで叩かれる内容かもしれない。叩かれるだけならいいが、本当に著名な医学者が主張すると、脅しの一つや二つは受けることもあるようだ。

最後にコロナ・ワクチンについて付言するが、人類初の試みのワクチンを子どもに打たせるという選択肢は私にはない。もちろん、子どもの判断力がつき自らの意思で決めることができるのであれば、その意思を尊重すると思う。しかし、そうではない子どもには勧めないであろう。接種可能年齢が5歳まで引き下げられる可能性があるようだが、これから先、80年近く生きるかもしれない子ども健康について、どのように責任を取ることができるのであろうか。先に死にゆく大人が責任を取れることではないように思う。