スペシャリストのすすめ

自分だけの生態学的ニッチで生きる

語学

変な英語はOKでも変な日本語はダメ

以前、ある外国人の就職を世話する機会があった。ヨーロッパ人の女性で英語はビジネスで使えるレベルで日本語は日本語能力試験2級である。日本語能力試験2級は、「日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使かわれる日本語をある程度理…

英語圏以外の世界観を獲得しにいく

長男がアメリカの高校に交換留学したいということで、いくつか高校留学をアレンジしている団体の資料を調べた。世界をみる、世界を知るといっても、多くはアメリカが留学の派遣先だった。戦後、アメリカが日本を親米国にしようと、多くの日本人留学生を受け…

「英語」vs.「専門性」のバランスをとる

著名なコンサルティング会社のマッキンゼー社による、企業経営者のダイバーシティが企業業績に与える影響について調査した論文がある。Vivian Hunt et al., Delivering through Diversity, (2017) によると、企業の役員の性別や民族に多様性があるほうが好業…

専門分野を理解するための語学学習

山崎正男『陸軍士官学校』(秋元書房、1990年)によると、陸軍士官学校時代に外国語の成績が良かったものは、将校になってから出世しているという。また、陸軍大学校の卒業時に成績優秀だった人は、海外留学の機会を得られた。たしかに、将校は日本の外に出…

土着語を学ぶことで得られる深い楽しみ

日本人海外駐在員の語学力が一般的に高くないことは認識されている。秘書がいるし日本人スタッフもいるので現地スタッフとのコミュニケーションもそれほど必要ない。そもそも現地人の上司がいないので語学力は向上しようがない。まだ、日本の外資系企業で外…

英語は「世界語」の地位から降りるのか

多くの人にとって英語を学ぶ動機は経済的理由と直結しているかもしれない。英語の運用能力があれば選べる仕事の選択肢は増えるし、実際に高い年収を獲得できる傾向はある。また、日本企業に勤めていたとしても自分の会社が突然破綻しても、外資系企業への転…

経済的な豊かさと相関する英語力

英語の運用能力と収入は比例するのであろうか。相関はあるかもしれないが、ある一定のレベルになれば影響はなくなると断言できる。TOEICの900点と800点で年収の差が生じるとは思われない。それよりも問題は業務知識の厚みであり、英語の点数の差ではない。最…

英語という「弱み」が「強み」になるとき

ビジネスの世界においてパワーポイントで資料を作成することが増えている。通例は短い文章を箇条書きにしたり、図表を多用したりすることで読み手の理解を容易にする技術が使われる。そこで、プレゼン資料をパワーポイントで作る機会があれば、和英二か国語…

英語学習から多言語学習へ

よく英語学習にCNNが良いのかBBCが良いのかという話があるが、社会人にはとくにBBCをお勧めする。アメリカ英語が良いかイギリス英語が良いかという視点からそのようにいうのではない。そもそも日本人にとってはアメリカ英語でもイギリス英語でもどちらでもよ…

「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」へ

英語を学ぶことが重要なのは間違いないが、本当に英語を学ぶことで英語力が身につくであろうか。義務教育のレベルでは「英語を学ぶ」ことでよいが、大学のような高等教育機関になると、「英語で学ぶ」に転換しなければならない。もちろん、ビジネスパーソン…

裁判官の文章は悪文のチャンピオン

岩淵悦太郎氏によると悪文のチャンピオンは、頭脳明晰であふれんばかりの教養の持ち主であるはずの裁判官の判決文だそうだ。たしかに、学生時代、判決文を読んでいると理解に苦労することが多かった。とにかくストーリーを追いかけるのが非常に難しい。理解…

論文に格調高い日本語は必要か

論文なので、お粗末な日本語は書けないと思ってしまい、長い文書が短い文章よりも格好いと考えたこともある。今でもそう思うことがあるが、しかし、文章が長くなると首尾一貫しないことが多くなる。文章の出だしと締で辻褄が合わない、つまり、主語と述語が…